MEEQ SIMを活用した交通系ICカードの入館認証で
トランクルームのユーザー利便性を向上

エリアリンク株式会社 様

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導入サービス

MEEQ SIMインターネット接続(閉域ネットワーク)

MEEQ SIMインターネット接続(閉域ネットワーク)
※イメージ図

全国的にストレージ(=トランクルーム)事業を展開しているエリアリンク株式会社。建築用のコンテナを利用した屋外型、既存のビルの一部フロアをトランクルームに改装した屋内ビルイン型、さらにはトランクルーム専用に建物を作る屋内一棟型など、多彩なサービスで日本各地に約2,000物件、総室数約100,000室を展開する、この分野におけるリーディングカンパニーです。

このほど、屋内型商品である屋内ビルイン型、屋内一棟型の入館に交通系ICカードで認証するソリューションを導入。その通信回線にMEEQ SIMを採用いただきました。業界トップを走るエリアリンクがなぜMEEQ SIMを選んだのか、エリアリンクの代表取締役社長である鈴木 貴佳氏にお聞きしました。

エリアリンク株式会社 代表取締役社長 鈴木貴佳 さん

エリアリンク株式会社
代表取締役社長 鈴木貴佳 さん

課題/ソリューション

課題
  • 交通系ICカードによるユーザー認証ソリューションに通信トラブル発生
  • 上記ソリューションの導入拡大とともにトラブル対応が深刻化する恐れ
  • キャリアを選ばず信頼性の高い通信手段が新たに必要
ソリューション
  • 3キャリア対応で安定した通信を確保
  • オンライン上でのSIM調達により効率化とコスト削減を実現
  • 通信状況のモニタリングやデータチャージが可能なコンソール

将来的な通信トラブル多発リスクに備え
MEEQ SIMへのリプレイスを推進

エリアリンクでは屋内型商品の契約時にセキュリティサービス会社が発行するセキュリティカードをお客様に申し込んでいただき、それを入館認証に使用していました。ただ、契約当日に決済が完了し、その2日後からご利用いただけるようになっているのにも関わらず、カードがお客様のお手元に届くまでトランクルームをご利用いただけないという状況が続いていたそうです。

セキュリティカード


「そこで、お客様利便性の向上を期して、普及が進んでいる交通系ICカードを入館認証に利用するソリューションを採用し、導入を進めていました」と鈴木氏は話します。当初、認証の通信には他社のVPNサービスを利用していたそうですが、認証ソリューション導入済みの30物件で月に2〜3回の通信トラブルが発生し、その都度、ルーター再起動のために現地にスタッフを派遣せざるを得ないという事象が起きていました。

「まだ物件数が少なかったため対応可能だったものの、この先、認証ソリューションの導入が進んで200〜300物件となったときに、この頻度で通信トラブルが起きるようでは対応しきれなくなってしまいます」と当時を振り返る鈴木氏。
このリスクを回避するため、通信手段の代替案として採用したのがMEEQ SIMでした。3キャリア対応のMEEQ SIMにスイッチしてからは、物件の所在地に影響されることなく通信状態は非常に安定しているとのこと。現在は毎月平均で約6回線ずつのリプレイスを進めていただいています。

鈴木氏はSIM調達についてもメリットを感じていると話します。
「以前の通信サービスでは申込手続きがペーパーで、毎回、用紙に記入・押印・送付する手間があったのですが、MEEQ SIMはMEEQのWebサイト上で完結できるので、調達の手続きは大幅に効率化されました。SIMの納品が1〜2日とスピーディな点も評価できますね。以前は1〜2週間は要していましたから。」
MEEQ SIMは標準サイズ、Microサイズ、Nanoサイズのいずれも兼ねることができる3in1タイプなので、認証用デバイスのタイプを選ばずにセットできるところもご評価いただいています。

また、エリアリンクでは認証情報のログを取得し、お客様の利用状況の把握にも活用しています。当該情報は重要な業務データになるため、セキュリティにも高いレベルが求められていました。MEEQではエリアリンク専用の閉域網を構築し、セキュアな通信環境を実現することでセキュリティに関するリクエストにも対応し、ご満足いただいています。

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物件が増えるほど通信状況の一元管理が可能なコンソール機能に期待

MEEQ SIMの導入効果はコスト面にも現れていくと鈴木氏。導入コスト自体がおよそ1/6程度に削減され、なおかつ、調達の効率化や通信トラブル対応のコストも勘案すれば、今後300物件に展開した際には年間で数百万円以上のコスト削減が見込めるとのこと。
さらにMEEQコンソールによる一元管理についても期待は大きいそうです。

「通信状況をリアルタイムでモニタリングできますし、通信容量が上限に達しても、コンソールからの操作で即座にデータチャージして通信を回復できます。現時点でもこれほど役に立っているだけに、今後、MEEQ SIMにリプレイスする物件数が増えていったときに、コンソールはより有効性を増していくでしょう」
通信状況の安定化のために採用したMEEQ SIMによって、エリアリンクはそれ以外にもさまざまなメリットを享受しているようです。

今後の成長戦略のために

トランクルームのビジネスはようやく社会的な認知が進んできた段階で、まだまだ発展途上であると分析する鈴木氏。自社の強みを次のように分析します。

「トランクルームには屋外コンテナ型、屋内型としてのビルイントランク、一棟型の3タイプがあり、物件や土地の調達・取得方法、契約形態などが異なります。業界でも3タイプすべてを展開しているのはあまり例がなく、都心部、郊外、地方と、エリアに応じて3タイプから最適な出店が可能なのが当社の強みです。

トランクルーム


また、この業界は賃貸住宅分野のようなポータルサイトが未発達なため、自社Webサイトからの集客が主な販路になっています。その意味で、物件数の多さ、展開エリアの広さがそのまま集客力に直結します。その意味で物件数を増やすことは至上命題といえます」

ユーザー利便性向上のために導入した交通系ICカード認証ソリューションは、商品の差別化にもつながっていますが、今後はこの差別化戦略をより推進していくとのこと。

具体的には各コンテナへの温・湿度センサー設置や、交通系ICカードを各コンテナの解錠にも利用できるようにするなどを検討しているそうです。いずれにしても通信が介在するソリューションとなるだけに、エリアリンクのビジネス成長にMEEQが貢献できる可能性は大きく広がっているといえそうです。

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導入企業様情報

エリアリンク株式会社

エリアリンク株式会社

プロジェクト担当者部署・役職: 代表取締役社長 鈴木貴佳 さん
ウェブサイト: https://www.arealink.co.jp/

  • 業種:トランクルームを運営するストレージ事業
  • 導入サービス:交通系ICカードを入館認証に利用するソリューションへの導入