MEEQの詳しい説明や料金プラン、各種オプションなどについて知りたい方はこちらから説明資料をご確認ください。
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沖縄電力グループの株式会社おきでんCplusCが提供する「やさしいみまもり」は、離れて暮らす高齢者などの安全を守るソリューションです。沖縄県の14自治体と実施した社会実証で、その効果が確認されました。
見守り対象者の動きなどは、世界最先端のWiFiセンシング技術で捉えます。カメラやマイクを使わないので、プライバシーに配慮した見守りが可能です。センサーで取得した睡眠や活動に関する情報は、「MEEQ SIM」からクラウドに送信され遠くの家族が確認できます。
同社ゼネラル・マネージャーの上原康志さんにMEEQ選定理由を尋ねたところ、「3キャリア対応」と答えました。そのほかにも「低コスト」「サービスメニューの柔軟性」「使いやすいコンソール」などを評価し、MEEQ導入に至ったといいます。
株式会社おきでんCplusC ゼネラル・マネージャー 上原康志 さん
高齢の親が心配でも、離れていると生活の様子はみえません。移動が制限されたコロナ禍で、遠距離からの見守りはさらに難しくなりました。
見守り活動を行っている自治体では、人海戦術的な対応による負担が重く、DXはまだまだです。民間の提供する訪問サービスやデジタル見守りソリューションは、決して安価でなく、経済的な負担になります。
おきでんCplusCの「やさしいみまもり」は、最新デジタル技術とIoTを活用することで、この課題の解決に挑戦しました。
その目的は、無理のない遠距離見守りの実現です。そして、これをスタート地点に、日本全国の「高齢者みまもり <自助・共助・公助>社会システム」構築を目指しています。
「やさしいみまもり」は、寝室や居室に置いたセンサーで人の動きを捉え、睡眠や呼吸、活動に関するデータへ変換します。遠く離れて暮らす家族は、スマートフォンやタブレット、PCで、いつでもどこでも毎日の状況を確認できます。
動きの把握に、このセンサーはカメラやマイクを使いません。Wi-Fi電波で人の動きを検知する、米Origin Wireless社の開発したWiFiセンシング技術を採用しています。
このように、「やさしいみまもり」を利用するにはWi-Fiとインターネットの環境が必要です。ところが、見守り対象となる高齢者の住まいは、そのどちらも用意されていないことが少なくありません。
しかも、離島の多い沖縄には、インターネット接続に対するハードルの高い地域が多くあります。回線工事に時間やコストがかかったり、ISPの選択肢が少なく適切なサービスが選べなかったりして、簡単にインターネット環境を用意することが、意外と困難です。
そこで、おきでんCplusCはMEEQ SIMをセットしたモバイルWi-Fiルーターをパッケージ提供し、インターネット開通とWi-Fi整備という2つの問題を一気に解決しました。
こうして、カメラやマイクを使わず、プライバシー保護に配慮した形で手軽に24時間365日見守ることが可能になったのです。
このモバイルルーターでインターネット接続する際に使うのが、「MEEQ SIM」です。
おきでんCplusCは、沖縄県内の14自治体と協定を結び、「やさしいみまもり」の社会実証を2021年度と2022年度の2年間にわたり行いました。この協定規模は、沖縄在住高齢者の60%超をカバーできるほどです。実際の実証サービスには800名ほどが参加し、「やさしいみまもり」の効果が確認できました。
実証に参加した高齢者から「みまもられて安心」という反応が得られたのは当然として、「自分の生活がふり返れて良い」や「家族と連絡が増えて嬉しい」といった喜びの声もありました。一方、家族からは「親の状況がわかって安心」「みまもっている実感がある」という安心感の醸成や、「連絡するきっかけができた」「親との連絡が増えた」という「結(ゆい)」の強化という成果が得られています。
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「やさしいみまもり」の開発段階で、おきでんCplusCは複数種類のSIMを比較検討しました。そのなかからMEEQ SIMを選んだ決め手として、上原さんはまず「3キャリア対応」を挙げます。
地域によっては、家が1軒隣になるだけで電波状況の良いキャリアが変わることも珍しくありません」(上原さん)。1つのキャリアしか選択肢が無いと、設置先のお宅で利用可能なキャリアを個別に手配することとなります。3キャリアを提供してくれるMEEQにしたことで、SIMの手配の手間が省けました。
上原さんによると、「機能が充実していながら、使いやすいコンソール」も大きなMEEQの選定理由です。競合SIMの多くは、必要な情報が管理画面に表示されず、なかには通信データ量すら非公開のSIMサービスまでありました」とのことです。
「MEEQのコンソールは、見たい情報に過不足なくアクセスできるうえ、画面のカスタマイズも可能です。そのため、導入するサービスに適した管理画面を用意できて使いやすい」と、上原さんは話してくれました。
サービスに適しているという点では、事業のボリューム感に合わせてMEEQのサービス内容を柔軟に調整できることも選定理由になりました。
そのほかに、上原さんは「低コスト」「小回りがきく迅速な対応」「開通の早さ」もMEEQ選定の理由としました。さらに、「現在は使っていないものの、閉域網へ対応可能なことも魅力で、MEEQ導入に至った」と述べています。
こうして実証サービス開始当初から利用しているMEEQに対し、上原さんは「今は満足していて、特別な要望はない」と話します。MEEQ以外のSIMへ切り替えることは、当分ないでしょう。
「やさしいみまもり」は実証フェーズを終え、沖縄県内の本格展開を進めるのと並行して、全国展開を目指しています。
提供するセンサーは、実証でも使用したOrigin Wireless社製を当面使う予定です。今年度の途中から、シンガポールnami社がOrigin Wireless社の技術をベースに開発した、コンセント直挿しタイプの活動検知用WiFiセンサーと、睡眠検知用センサーへ切り替えることで、使いやすさを高めます。
全国展開するにあたり、まずはこれまで通り高齢者見守りという社会課題の解決に取り組みます。ただし、「やさしいみまもり」はプライバシーを侵害しないので、もっとさまざまな分野への適用が可能です。沖縄電力グループとしては、マイクやカメラを使用せずに活動や睡眠を検知する「やさしいみまもり」を沖縄から日本全国の高齢者世帯へ普及促進すると共に、スマートホーム、スマートオフィス、スマートな食品物流倉庫などを対象としたエネルギーマネジメントやセキュリティ関連分野において幅広い協業・連携を検討していく予定です。
おきでんCplusCのそんなビジョンを、全国どこでも利用しやすい3キャリア対応、地域や自治体ごとに異なる要件へ合わせられる柔軟なプランやコンソールといった特徴を持つMEEQが、しっかりと下支えします。
今はまだ沖縄だけのサービスですが、近いうちに全国で「やさしいみまもり」を目にするようになるかもしれません。
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プロジェクト担当者部署・役職: ゼネラル・マネージャー 上原康志 さん
ウェブサイト: https://www.cplusc.co.jp/