MEEQの詳しい説明や料金プラン、各種オプションなどについて知りたい方はこちらから説明資料をご確認ください。
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一般社団法人 日本健康寿命延伸協会は、加齢とともに運動機能や認知機能が衰える「フレイル」の予防に取り組んでいます。その活動の一環で、高齢者向け体操教室「ヘルスケア工房フレトレセンター」
(フレトレセンター)の運営を通じ、高齢者の健康維持を支援してきました。
ところが、2020年に新型コロナ感染症(COVID-19)パンデミックが始まり、対面で体操する「フレトレセンター」の活動が難しくなったのです。「フレトレセンター」だけでなく、各地の自治体から依頼されて同協会が開催していた体操や講座を行うフレイル予防の教室にも、ストップがかかりました。
そんな状況を打開しようと始めたのが、自治体向けのオンライン版フレイル予防教室でした。iPadを高齢者に貸し出し、自宅から教室に参加してもらい、講座を聞いたり、一緒に体操をしたり、参加者間で意見交換をしたりする取り組みです。
このiPadには、「MEEQ SIM」がセットされています。そのため、インターネット環境が用意されていないことの多い高齢者のお宅でも、すぐに体操教室をオンライン開催できました。
さまざまなSIMのなかから「MEEQ
SIM」を選んだ理由として、日本健康寿命延伸協会で事業担当者を務める奈良毬那さんが挙げたのは、「悩まず使えるシンプルさ」「柔軟性のある料金プラン」「随時コンソールで変えられる各種設定」といったメリットです。
特に、「MEEQ SIM」入りiPadを提供すれば簡単に使い始められる点は、フレイル予防のオンライン体操教室を今後さらに広く展開していく鍵になります。
フレイルとは、加齢によって運動機能や認知機能が衰えた状態を指す言葉。その影響で外出や活動が少なくなると、気力まで低下して悪循環に陥り、介護が必要になりかねません。予防できれば、健康で元気に年齢を重ねられ、QoL向上が期待できます。
日本健康寿命延伸協会は、フレイル予防を通じて健康寿命を延ばす、という目標を掲げて活動している組織です。高齢者向けの体操教室「ヘルスケア工房フレトレセンター」を運営するほか、自治体などからの依頼を受け、「介護にならないように、元気を維持できるように」(奈良さん)と全国各地でフレイル予防の教室などを開催してきました。
2020年に入ると、大きな障害が発生しました。コロナ禍で体操教室を開講しにくくなったのです。感染リスクから欠席する会員が増えたうえ、自粛要請もあり、「フレトレセンター」の運営を止めざるを得ませんでした。そのまま放置していたらフレイルに悩む人が増え、要介護に陥る高齢者が増加します。
そこで、できる人にだけでも体操してもらおうと、「オンライン体操教室」を開始しました。利用者が自宅のPCやスマートフォンを使い、インターネットを介してオンライン会議サービス「Zoom」で参加する形式の教室です。
「『フレトレセンター』の運動指導者がZoomを用いて、有酸素運動や筋力トレーニングなどフレイル予防に必要な運動を組み合わせた集団運動指導を、オンラインで配信します」(奈良さん)
コロナ禍で活動が難しくなったのは、「フレトレセンター」だけではありません。日本健康寿命延伸協会が自治体から請け負って各地で開催していた、対面式の体操教室も同様です。そんな困っている自治体に奈良さんが「オンライン体操教室」を提案したところ、すぐに導入を決めるところが現れました。
ただし、多くの場合、高齢者の自宅にはインターネット接続環境が用意されていません。自力で通信回線を用意できる人は限られます。
奈良さんらは、受講に使うiPadとモバイルWi-Fiルーターをセットで貸し出すことにして、回線の問題を解決しました。
この自治体向けのオンライン版フレイル予防教室では、まず会場に集まった参加者へiPadやZoomなどの使い方を指導します。その後、iPadなどを持ち帰った参加者は、自宅に居ながら体操の指導を受けたり、講座を聴いたり、参加者どうして意見交換をしたりできる、という仕組みです。
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このようにスタートさせた自治体向けオンライン体操教室ですが、一筋縄ではいきません。インターネット接続に失敗する参加者が出てしまい、その対応に追われてしまいました。
日本健康寿命延伸協会では、誰でも簡単に使えるオンライン体操教室システムを実現しようと、モバイルWi-Fiルーターから「MEEQ SIM」へ乗り換えたのです。
iPadとモバイルWi-Fiルーターをセットで貸与していた最初の仕組みについて、奈良さんは次のような難点があったと話します。
「高齢者にとっては、iPadをWi-Fi接続する最初の段階から難しかったようです。
『動かない』という問い合わせをいただいて調べたところ、そもそもモバイルWi-Fiルーターの電源がオフになっていたりします。タブレットと回線が分かれていると、操作が困難でした」(奈良さん)
モバイルWi-Fiルーターには、もう1つ課題があります。教室開催に合わせてレンタルしていたため、そのたびに申し込みをして、受け取って開催地へ送り、終了後に返却するという、多くの手間がかかっていました。
こうした問題を一挙に解決する手段として選んだのが、「MEEQ SIM」です。貸し出すデバイスを「MEEQ
SIM」入りiPadにしたことで、「すべての操作がiPadで完結し、インターネット接続に関するトラブルがなくなりました。iPadを起動すればその場でオンラインになり、体操教室にアクセスできます」(奈良さん)
もちろん、教室開催に合わせてモバイルWi-Fiルーターをレンタルする作業 もゼロになりました。「MEEQ
SIM」を入れたままのiPadを管理するだけで済みます。これは、日本健康寿命延伸協会にとって大きなメリットです。
接続が手軽なことや、レンタル手続きが簡単なことは、「MEEQ SIM」だけの特長ではありません。では、日本健康寿命延伸協会はなぜ「MEEQ
SIM」を選んだのでしょうか。大きな理由は、用途に合う柔軟な料金プランを設定できたからです。
「教室の開催回数から、1カ月の通信容量はこのくらいあれば十分だろうと計算して、容量がギリギリ一杯のプランで予算を組みました。コストを抑えたかったもので。ところが、貸し出したiPadを体操教室のアクセスだけでなく、YouTube視聴などに使う人もいて、容量不足になることも少なくありません。高齢者がデジタル機器やオンラインサービスに慣れるのは良いことなので、制限など設けず、積極的な活用を歓迎しています。とはいえ、困ったのでミークに相談したところ、当会の使い方に合うようプランを調整してくれました。コストの負担を増やさず、利用者に不便もかけずに済んでいます
」(奈良さん)
日本健康寿命延伸協会として、最大の目的は高齢者のフレイル予防です。しかし、デジタルやオンラインに慣れてもらうことも大切なことと考え、貸与したiPadの使い方に制限を設けず、自由に使ってもらっています。そのような使い方を可能にしたのは、標準プランに縛られず、通信容量や予算といった条件に合わせてプランを組み替えることが可能な、MEEQの柔軟性です。
奈良さんは「十分な通信容量のプランを頑張って用意してくれたおかげで、安心して事業ができます。月末が近くなったら使用状況をコンソールで確認し、足りなければ増やすような対応も可能です」と語り、MEEQの柔軟性と「MEEQ
SIM」の使いやすさに満足していました。
自治体向けオンライン版フレイル予防教室は常時運営しているわけでなく、開催していないタイミングもあります。そうした期間中も、「MEEQ
SIM」は解約する必要はありません。契約したままで、安い料金プランに変更すれば負担を軽くできます。プラン変更も、「MEEQ SIM」ならコンソールから簡単に変えられます。
日本健康寿命延伸協会では、教室を始める前に通信データ容量を増やし、終わったら減らす、といった運用をしています。こうすることで、容易に無駄な出費を抑えつつ、教室開催の依頼にすぐ対応できる体制を維持できます。
コロナ禍になって3年以上たち、体操教室を取り巻く環境も変化しました。奈良さんによると、それでもオンライン体操教室の需要はあるそうです。
「(対面で教室を開きやすくなって)オンライン授業は減り気味ですが、人的資源が不足していたり、運動指導する人がいなかったりする地域では、需要はまだまだ高い状態です」(奈良さん)
このオンライン版フレイル予防教室では、「MEEQ
SIM」をセットしたiPadだけを使うシンプルな仕組みです。「当会の担当者が直接伺わなくても、デバイスのセットと操作マニュアルを送付し、現地で参加者に配ってもらうだけです。離島や中山間地のような自治体でも、手軽にオンライン体操教室が開けます。今後は、そのようなサービスを展開していきたいと思っています」(奈良さん)
簡単に導入できて、柔軟性が高く、使う手間がかからず、低コストで維持できる「MEEQ SIM」だからこそ、奈良さんの思い描く事業計画が可能なのでしょう。
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プロジェクト担当者部署・役職: 事業担当者 奈良毬那 さん
ウェブサイト:
https://ahle-j.com/