MEEQの詳しい説明や料金プラン、各種オプションなどについて知りたい方はこちらから説明資料をご確認ください。
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「女の子の横顔の赤いロゴ」でもおなじみの株式会社メリーチョコレートカムパニーは、チョコレートを中心に多彩なギフト菓子商品を製造、販売しています。昭和25年(1950年)創業とその歴史は長く、日本で初めてバレンタインフェアを百貨店で実施するなど、国内のチョコレート文化を牽引してきました。
現在は、全国各地の百貨店に100店舗以上の常設店を構え、「メリーチョコレート」のほか「SAISON DE SETSUKO」「RURU MARY'S」といったブランドの商品を展開しています。
そんなメリーチョコレートカムパニーは、店舗での新たな商品訴求ツールとして、小型デジタルサイネージを百貨店内にある店舗に導入しました。このサイネージをショーケースの上に設置し、シズル感たっぷりの紹介動画を再生することで、販促効果につなげる狙いです。
実は、かつて同様の動画販促ツールを導入したことがあります。ただし、当時のシステムは動画ファイルをメモリーカードで管理していました。そのため、カードの準備や配布にともなう手間やコストが負担だったのです。
そこで、今回のプロジェクトではサイネージを「MEEQ
SIM」でオンライン化し、動画ファイルの一括配信やサイネージの集中管理を行えるようにしました。その結果、メモリーカード配布にともなう課題をすべて解消すると同時に、タイミングよく広告を切り替えられるようになり、高い販促効果が得られています。
通信用のSIMにMEEQを選んだ理由、導入で得られた効果、今後の拡大などについて、メリーチョコレートカムパニーの執行役員でマーケティング本部長を務める高田基位さんと、マーケティング本部 MD戦略部
MD戦略課の主任である片山祐子さんに話を伺いました。
株式会社メリーチョコレートカムパニー
執行役員 マーケティング本部長 高田基位さん(左)、
マーケティング本部 MD戦略部 MD戦略課 主任 片山祐子さん(右)
店舗ではポップ掲示で商品情報を伝えていますが、限界がありました。
「写真や文字だけのポップでは魅力を伝えきれません。扱っている商品が食べ物なので、直接触れていただくことも不可能です。『1枚の絵で伝えられない美味しさをなんとか伝えたい』というジレンマを抱いていました」(高田さん)
そこで、動画を再生できる小型デジタルサイネージをショーケースの上に置きました。シズル感たっぷりの動画で商品の魅力を伝える狙いです。流す動画は、サイネージが「MEEQ
SIM」経由で外部サーバーから内蔵メモリーにダウンロードし、ループ再生します。
メリーチョコレートカムパニーは、このデジタルサイネージを百貨店へ出店している店舗に設置し、新たな商品訴求にチャレンジしました。
サイネージの効果はあったのでしょうか。
導入1カ月の時点で効果検証したところ、動画で訴求した商品の伸び率が高くなりました。しかも、販売員の方からもポジティブな反応が得られています。「日報を書き込んでもらう社内サイトには、導入当初から『美味しそうな動画で良い』『動画を見たお客さまが購入した』といった反応がありました」(片山さん)
「導入してから数カ月ですが、ほぼ狙い通りの反応が得られています。動画で紹介したものと、それ以外の商品との差ははっきり出ていて、売り上げに大きな差が出ました。キャンペーン告知の場としてもサイネージを利用していくなど、これからもっと加速していきたいですね」(高田さん)
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オンライン対応のデジタルサイネージを導入するにあたって、ハードルはネットワーク環境の確保でした。
百貨店で提供されているWi-Fiは、お客さま用なので業務に利用できません。店舗の設備は借りているだけで、ネットワーク確保の回線工事は不可能です。
そのため、SIMでオンライン化することになりました。
採用するSIMは、複数あった候補の性能やコスト、入手性といった条件を比較して判断します。最終的に「MEEQ
SIM」を選んだ一番の理由として、高田さんは「サポートやメンテナンスが優れていて、その説明が行き届いていたこと」を挙げました。
「サポートとメンテナンスを重視していたため、『SIMが壊れて通信できないような時にはすぐに交換するなど、迅速に対応します』という説明を受け、安心して導入できました」(高田さん)
こうしてサイネージの導入当初から「MEEQ SIM」を使い続けていますが、運用面のトラブルは発生していません。
「通信のほとんどは新しい動画のダウンロード時に行われるので、現在の更新頻度だと通信データ容量は十分足りていて、不足することはありません。また、SIMの追加発注や請求書の確認はMEEQの管理コンソールで行っていますが、とてもスムーズで支障がないため、意識しないで済んでいます」(片山さん)
SIMで通信すると一口に言っても、必要な速度やデータ容量、頻度などはさまざまです。メリーチョコレートカムパニーの場合は、全国各地に設置されたサイネージが、月1回程度の動画更新時に一斉に動画ファイルをダウンロードし、それ以外はあまり通信しない、という使い方をします。
そこで、その利用パターンに最適化させた3GBの独自プランをMEEQで設けました。その結果、最低限の料金で必要な通信を処理できています。
「MEEQを選んだ理由としては、システム的なこと以上に大切なことがありました。我々の意図をくみ取った柔軟な提案をいただけたことが決め手です」(片山さん)
動画ファイルをメモリーカードで供給する以前の取り組みでは、メモリーカードの準備と発送にともなうコストと手間が課題でした。発送ミスやメモリーカードの差し替え忘れ、といった問題もありました。
今回デジタルサイネージをSIMでオンライン化したことにより、これら課題をすべて解消できたのです。さらに、各サイネージ動作状況のリモート確認も可能になりました。
「百貨店の店舗に導入したサイネージで、想定していた環境や状況はきちんと具現化できました。その通信を担うMEEQにも満足しています」(高田さん)
また、将来このサイネージをさらに多くの店舗へ展開する場合、3キャリアに対応しているMEEQなら確実に通信できるので不安要素がありません。
現在サイネージを設置しているのは百貨店内の直営店だけですが、今後はさまざまな地域にある量販店の販売コーナーへの展開を見据えています。「その種の売り場数は直営店の20倍、30倍といった規模で、重要なタッチポイントもあり、サイネージ設置を進めたいと思っています」(高田さん)
多種多様な量販店の売り場では、通信キャリアの選択肢が狭まることが考えられます。そのような時にも、3キャリア対応のMEEQであれば環境に応じたSIM選択が可能です。つまり、MEEQ採用は、将来の布石といえます。
百貨店の店舗でデジタルサイネージの効果を実感し、量販店への展開も意識するようになりました。
「量販店へのサイネージ設置が実現したら、必要なSIMは桁違いに増えるでしょう。そうなると通信コストが心配なので、うまくMEEQのプランを調整できると助かります」(高田さん)
ミークは、そのような悩みにも対応可能です。たとえば、パケットシェアで多くの「MEEQ
SIM」の通信容量を分け合う設定にすれば、店舗ごとに異なる通信データ量のばらつきを平準化して、全体的な通信コストを下げられます。さらに、大規模展開に適した独自のプランを組む、という対応も考えられます。
高田さんと片山さんによると、現在は全国の店舗で同じ動画を流していますが、地域によって動画を変えるなどの工夫もしていきたいそうです。さらに、量販店の売り場へ展開したら、店舗ごとにキャンペーン映像を流せるでしょう。
用途に合わせて柔軟に対応できるMEEQが、デジタルサイネージ活用の幅を大きく広げていきます。
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プロジェクト担当者部署・役職:執行役員 マーケティング本部長 高田基位さん、マーケティング本部 MD戦略部 MD戦略課 主任 片山祐子さん
ウェブサイト:
https://www.mary.co.jp/